様子がおかしい

いろんな好きなことを適当に書いています

中間淳太の発言に見る危うさに、ファンはどう向き合うべきか

正直戸惑っている。

おそらく彼のファンのほとんどは、彼の端正な顔立ちや、スラリと伸びた脚。

それに自他ともに認める賢さが魅力とうつっているはずだ。

もちろん私もその一人であり、彼の「アイドルとして」だけでなく人として私たちファンを楽しませてくれる「人間性と多様性」に惚れ惚れしていた。

 

 

 

だから今回の件に関して、正直最初に聞いたときは夢かと疑った。

我々の中間淳太がそんな軽率なことをまさか言うはずがない。

だってあんなにグローバリゼーションを謳って、自ら社会問題に興味があると宣う人間が、まさかそんなこと言うわけがないじゃないか!

 

その次に襲った感情はもちろん、「怒り」だ。

一体何に対する怒りなのかわからないが、猛烈に腹がたった。

一旦は冷静になるものの、このブログを書きたいがために何度も前後の流れや話を聞くたびにイライラが募る。

 

 

この件に関しては、思ったほどの炎上は見られない。

これが、日本の男女差別に対する当事者の興味の低さから現れている結果なのか、あまりの発言に直視できないのか、はたまた厳しいことを言うならば、音もなく去ったファンが多いのかわからない。

しかし多くのネットニュースにはなったものの、ファン同士でなにか大きな衝突があったようには見られなかった。

 

 

けれども、私の心に、それはそれは深い傷が残った。

「頼むから来週ラジオで謝罪してくれ」という気持ちでいっぱいだ。

間違ったことを言った、と本人が気付いて成長してくれればなんの文句も信用の落ち度もない。

けれど、このまま発言が水に流され、彼がそういった感情を抱えたままこれからも過ごしていくというのなら、私達ファンは「そういった発言をする人間」に一体どうやってついていけばいいのだろうか。置いてけぼりにしないでほしい。

中間淳太、ひいてはグループがこれからさらに飛躍していく中で、最年長が重いインターネットタトゥーで周りの足を引っ張ることだって存分にありえるのだ。

 

 

 

 

あまり、こういったセンセーショナルな問題に個人の感情や感想を持ち込むのは理知的ではないのだが、言わせてもらいたいことが2、3ある。

  

まずレディースデイに関してだ。

中間淳太が一体どこで何を学んできたのかわからないし、私も日本以外の国は住んだことも仕事をしたこともほんの数カ国しかない。
それで私がグローバリゼーションの話をするのはちゃんちゃら可笑しいと承知のうえでだが。
確かに「レディースデイは男性差別」と主張する海外メディアは少なくない。

想像上での発言となるが、おそらく中間淳太もこの手の記事を日本語ないし英語や中国語で読んだのではないだろうか。

 

けれども、私の主張はたった1つ。

中間淳太の発言の前後を見ても、彼はこれを女性個人の問題として揶揄したのだ。

曲解ではあるが「女性側が差別するなと主張するのなら、レディースデイもなくせよ」といった発言。
根本的にそういった批判をするのであれば、女性個人ではなく「女性を使って商売を試みている映画館側」を批判するべきだ。(あくまで、女性の口コミや集客力を頼ってレディースデイが作られた、という説の場合)
「また言葉が足りなかったんだなあ、淳太くん」と思いたい気持ちはやまやまだが、今回は言葉がたりなさすぎる。
笑いやバラエティーのために個人の尊厳を傷つけるのがどれだけタブー視されているのか、まだわからないのか。それだけが許せない。

 

 

しかし、声を大にして言いたい。私は中間淳太のファンなのだ。彼が賢く優しく、多少の遊びは構わないが「あなたのファンでいてよかった」とファンに思わせてくれるようなアイドルでいてくれると信じていたし、これからも信じていたいのだ。

 

 

 

 

次に、体力測定はなんのことを言っているのか、もはやわからない。

正直レディースデイに関してはいままでもジェンダー論として様々な場所で議論されてきたことなので、まあ、議題にあがるのは百歩譲って理解できる。
だが体力測定は何が男女差別なんだか、浅学かつ勉強不足のせいか理解できない(嫌味な言い方をして失礼)

こればかりは完全なる私の個人的な意見なので、違う意見もあるかもしれない。
しかし、腹の虫が収まらなず鳴くのでしばしお付き合いを。

 

 

まず、体力測定は持久走や玉入れじゃない。個人個人の体力を測って、自分に足りていないところを知ったり得意な部分を伸ばすためにあるのではないか。
女性側にハンデが与えられた競争ではないのだ。さらに男女の平均値というのが必ず学校で配られたはずだが、中間淳太の学校ではそれは一緒の数値だったのだろうか。たぶん違うと思う。
女性の平均数値のほうが全体的に低かったはずだ。これでも体力測定における男女間の違いを男女差別と宣うのであれば、一度冷静になってほしい。

 

女性の風貌に対する揶揄は、3人揃ってアウトだ。そういうのはだめだよね、そうだよね。とどうして誰も窘めなかったのか。私は中間淳太をマリウスのような柔軟な思想を持つ次世代型アイドルだと思っていたので、こればっかりは残念がすぎて、正直何も言えない。

 

ラジオも深夜まで及び、たしかに今週は水曜も生放送の歌番組。
木曜日は生放送につぐ生放送でどう考えてもキャパオーバーだろう。
30歳もすぎると色んな問題ものしかかってくるし、いまだにグループとしてパっとしないプレッシャーのなかで、正直関西学院大学の付属高校の友人たち(みなそれぞれ中堅になって、それなりに大きいお金も動かす地位になってるだろう)と酒なんか飲んだら、「自分はこの道であってたのだろうか」と不安になるだろうな、と妄想はできる。
ドラマ出演ばかりが評価され、グループ周知のための縁の下のちから持ち的な情報番組への出演は、若いファンからはなかなか評価されにくく歯がゆい気持ちもあるだろう。(ぜーんぶ、私の勝手な想像だ。決めつけて申し訳ない)

 

 

けれどファンは中間淳太のお母さんでもなければ彼女でもない。ましてや顧客でもない。中間淳太の才能に惚れ込んでお金を出すが、中間淳太に義理立てする必要もない。

されでもファンなのだ。どう転んでも好きなのだ、中間淳太が。

 

 

今回の発言で、心をえぐられ、彼を応援していいのか迷った子羊のようなファンは私だけではないと思う。

我々は彼とどう向き合うべきか。

放り出して、彼に惚れ込んだ日々をなかったことにもできるが、なんとなく、それじゃ寝心地が悪い。

ここはひとつ、届くかわからないお叱りのメッセージ(お叱りとは上目線でなんとも好きになれない言葉なのだが、これ以外に表現できない)をしたためようと思いブログを久しぶりに開いた。

 

レコメンに直接メッセージをするでもよい。このSNS時代どうせエゴサをしているのならば、ツイッターで存分に叱るのもいい。もちろんファンレターでもいい。

この件に関して、ファンのなかに様々な意見があるのは百も承知だ。
どの意見もそのファンにとって大切な気持ちなので、私のこの一連の気持ちを押し付けるつもりもなければ、正解だとも思っていない(むしろファンの気持に正解もなにもないだろう)。
けれども怒りと、少しの裏切られた気持ちで大好きな中間淳太を信じられないファンがいるのならば。中間淳太のためでなく、中間淳太が好きな自分のために今回ばかりはお母さんや恋人のように口うるさいファンになってもいいのではないだろうか。

 

 

今回の発言は思わず深層心理をこちらが推察してしまうスキを作ったうえに、あまりにも稚拙だ。寄る辺もなくバツの悪い気持ちになるだろうが、「中間淳太」ならきちんと問題を受け入れ、スマートに歩み続けてくれると信じている。

 

 

 

 

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※個人の主張であり、ジェンダー論に関して全くの素人が書いているため、具体的な数値や論争は避けました